RADWIMPS 「25個目の染色体」で学ぶ英会話【ROCK英語②】
Hey yo!!!
今日はRADWIMPSのメジャー第1作目として2011年にリリースされた「25個目の染色体」から英語を学んでいきたいと思います!
8分38秒と長めの曲なんですが、これがもう名曲なんです!!!あなたのためなら死ねる、そしてあなたが死ぬそのまさに1日前に自分も殺してくれっていう、それくらい深い愛が表現された曲です。
25個目の染色体という意味についても紹介しておきますと、、、
人間の染色体は23対ありますよね。曲の最後に出てきますが、生まれてくる子供は100%あなたに似て欲しい、でもそのあなたの23の染色体に自分のハッピー運とラッキー運を乗せて、25個になるわけです。
そんな染色体レベルで描かれた愛、、、それがこの曲なんです。
あなたのために死ねる、という歌詞は実は英語で出てきます。
I will die for you and I will live for you.
I will cry for you because you're the one who told me how.
(あなたのために僕は死に、そして生きる。あなたのために泣く。なぜなら泣き方を教えてくれたのはあなただから。)
この、「You are the one who +動作」というフレーズについて解説していきます!
直訳すると、「あなたが〜した(する)ひとだ」になります。the oneは「その人」という意味になります。
なので歌詞に出てくる「You are the one who told me how」は「あなたが私にどうやって泣くかを教えてくれたその人(張本人)だ」という意味になります。
この表現を使う理由は何なんでしょうか?
それは、動作の主体を強調する事ができるからです。この場合だと、“あなた”、他の誰でもない“あなた”が泣き方を教えてくれたんだ!という強調のニュアンスが入ってきます。単にYou told me howというより“あなた”へのフォーカスが強まります。そして英語は結論や大切な情報を先にもってくるという決まりがあるので、「あなたがその人だ」という結論をとりあえずもってきて、「私に泣き方を教えた」という説明が後からきます。
同じフレーズが実は『アナと雪の女王2』の「Show Yourself(みせて、あなたを)」の中にも出てきます。エルサは旅の末にたどり着いた場所で、自分が探していたものが自分自身であることに気がつき、こう歌います。
「You are the one who you've been waiting for all of my life.」
(あなたが、あなたが人生でずっと待ち続けている人なのよ。)
ここでいうあなたはエルサ自身のことを指していますが、あなたが待っているその人は、“あなた自身”なのという風に、“あなた”が強調されます。
なんとクリストフも自身のソロソング「Lost in the Woods(恋の迷い子)」の中でこの表現を使っています!!!
「I'm the one who sees you home, but now I'm lost in the woods.」
(僕が君を家に送り届ける存在、でも今は森の中で迷子になっている。)
ここでも“私が”送り届けるはずなんだという風に、動作の主体が協調されています。一つのディズニー映画の中でこんなに出てくるんですから、よく使う表現であることに間違いはありません!
では練習問題!
《Practice》
オフィスに新人がやってきます。その新人について同僚と噂話をしています。するとたまたまそこにその新人がやってきます。あなたは同僚に、「彼がまさに私が話している子だよ!」と言いたいときは何と言えばいいでしょうか??
「He is the one who I'm talking about!」
になります。
もし誰かの事を強調して表現したいとき使ってみてください!