こんにちは。
Turtle EnglishのYoshiです。
前回の記事でご紹介した通り、このブログでは他のサイトや英会話学校では学べないYoshiオリジナルの英会話習得のチートを紹介していきたいと思います!
具体的な内容に入る前に、少し私自身の英語学習経験について話したいと思います。
私が実際に英語に興味を持ったのは二十歳を過ぎてからでした。大学の友人が英語が大好きで、子供の頃から英語の塾に行き英語を学んでいました。実際に塾で英語を教えていた彼はいつも私に英語の大切さや、日本の英語教育の問題について語ってくれました。彼自身センター試験でさらっと満点が取れる英語力を持っていて、その時すでに日常会話は問題なくできるレベルでした。
彼と私の共通点の一つは、音楽でした。
お互い音楽が大好きで、特にHigh School Musicalなど、アメリカのミュージカルにハマっていました。ある日カラオケで私が普通に英語の曲を歌っていると、彼が驚いた顔で私に言いました。
「君は英語を勉強したことはある?」
私はそれまで英語に全然興味がなかったので、彼が驚いた意味が分かりませんでしたが、私の英語の発音が日本人の平均よりうまかったそうです。その時初めて、英語に関する自分のセンスのようなものに気が付きました。
[英会話習得のチート① 英語で歌う]
私が勉強や海外経験なしで人より英語の発音がうまかった理由の一つ、
それはずばり...
子供の頃から英語で歌を歌っていた!
からなんです。
私は3人兄弟の1番下で、兄と姉はバンドをやっていました。その影響で小学校3年生の時にバンドにはまりました。(今思えばかなり早いですよね(笑))
そしてその頃はまったバンドが今や時の人RADWIMPSでした。
当時はまだインディーズでそれほど認知度は高くなかったんですが、私はもうRADの曲に惚れてしまいました。ボーカルの野田洋次郎は帰国子女で、小学校時代を海外で過ごしています。大学でも英語を勉強したことから英語力が高く、歌に関しては海外でも非常に高い評価を受けています。だからRADWIMPSの曲には昔からたーくさん英語が出てきます。
RADを愛し、どうしてもが全部の曲が歌いたかった私は、英語の曲も覚えて歌っていました。お風呂やカラオケで熱唱してました。RADの曲なら歌えない曲はない!というほどに好きだったのです。
もちろん小学生なので、正確な歌詞や単語の意味は分かっていませんでしたが、ただ洋次郎の真似をして、聞いたままの発音で歌っていました。
この、“聞いたままを歌う”というのが大切なんです。
日本人が英語を話せない、または話せてもネイティブのように発音できないのか、その大きな理由の1つは「発音」です。実際にネイティブが発音している音以上に、自分が目で見たり頭で記憶したりしている単語の読み方を優先してしまうからなんです!
日本語はphonetic(発音通りの綴り)なので、書いたままの発音をします。「あ」は「あ」と発音します。しかし英語は書いてあるスペルと発音が違う事がほとんどです。英語の「A」には「a、aː、æ、ʌ、ə、əː」などたくさんの発音があります。このギャップに日本人はなかなか埋めることができません。
しかし、私の場合は幼い頃からRADのおかげで、英語のスペルや意味より先に正しい音を出すことに慣れていたので、いざ英語を勉強し出した時にこのギャップに困る事がなかったんです。
もう少し論理的に説明すると次のようになります。
Second Language Acquisition(第二言語習得理論)によると、言語のスピーキングには次の3つの段階が必要です。
①概念化
➡︎誰がいつどこで何をどうしたという概念を頭の中でイメージする
②文章化
➡︎その概念を文法に則って文章を作る
③音声化
➡︎正しい発音で発生する
この3つができないと第二言語は話せません。通常の日本人は、②の文章化(文法)に気を取られ、③の音声化(発音)が正しくできません。
私の場合は音から英語に入っているので、
発音▶︎単語のスペル▶︎意味
という順序で学習する癖がついていました。したがってスピーキングをする際に、音声化の問題がほとんどなかったんです!
日本人の多くはTryという単語を「torai(トライ)」と発音しますが、実際には「trάɪ(チュライ)」という発音になります。私の場合はトライより先にチュライに耳が慣れていたということになります。
だからこそ英語を勉強し出して半年で、難しい文章は作れなくても、pronunciation(発音)やFluency(流暢さ)という点で、ネイティブと間違えられたわけです。ちなみにネイティブは私たち外国人の英語をこの2点で評価する事が多いです。あまり難しい単語を知らなかったり、文法が少し間違っていても、綺麗な発音でスラスラっと言えれば、「You speak English very well!」となる訳です。
したがって、今回おすすめしたい英会話チート学習法①は...
“英語で歌を歌う”
です!自分の好きなアーティストを見つけて、聴きまくってください。歌いまくってください。歌詞の意味やスペルはとりあえずおいといて、聞いたままをなんとなく覚えて歌ってください。歌えるようになったら、歌詞を見て、実際に何を言っているのかを理解して、今度は理解をしてから歌ってみてください。理想は出来る限り若いうちに始めることですが、今からでも全然遅くありません!自分の好きな歌なら、苦労も少なく楽しみながら練習できるはずです!
アーティストを選ぶ際、英語のレベルには注意してください。今やジャニーズでも誰でも英語を歌ってますが、本当に英語が上手なアーティストを聴きましょう!
おすすめは
RADWIMPS
ONE OK ROCK
ELLEGARDEN
MAN WITH A MISSION
です。彼らは歌だけではなく会話もできます。英語のインタビューを聴いても上手な英語を話せるアーティストです。
ぜひ、歌って発音を良くしていきましょう!
そして、、、
もちろんこれを読んで、“自分ははこれまで歌を歌ってこなかったからもう遅い”と感じる人がいるかもしれません!安心してください!大切なのは歌を通して正しい音を先に耳に入れる癖をつけることです!今からでもその癖はつけられます!
また、“自分は歌が嫌いだ”という人もいると思います。正しい音を先に耳に入れる癖をつける方法は歌だけではありません。映画など、自分の好きなこと、継続しやすいことを通して、自分なりの方法を見つけてみてください!
音楽以外にも、英語学習のチートをこれからたくさん紹介していきます!!!
Let's study and master English with rock music!!!
次はスピーキング!
スピーキングングに必要な本はたった一冊!!!【英会話習得のチート ②瞬間英作文】