Turtle English by Yoshi

POPとROCKで英語を楽しむバイリンガル英語講師!

RADWIMPSの本当の良さとは!?【Yoshiが語るRADWIMPS①】Turtle English By Yoshi

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皆さんはWimperという言葉をご存知でしょうか?

 

Whimper=すすり泣く という意味がありますが違います。

 

RADWIMPSをこよなく愛する者たちのことをファンの間ではWimperと呼ぶんです!

 

ちなみに、For those who don't know much about RADWIMPS, I will explain what it means, the name RADWIMPS!!! (名前の由来について説明しておきます!)

 

「rad」はスラングで「やばい、最高、かっこいい」という意味があり、「That's so rad!」というと、「それかっけえ!」みたいな意味になります。

「wimp」は「弱虫、意気地なし」という意味です。

なので、「RADWIMPS」=「かっこいい弱虫たち」という意味になるんです。センスを感じますよね。

 

 

映画『君の名は』の大ヒットで今や時の人となり、メディアへの露出も急激したRADWIMPSですが、小さなライブハウスの中でライブをしていた時代もあったんです。コンビニでも本屋でも新宿のビルのスクリーンにもRADを見たり聞いたりする現在、若い世代の多くは「RADいいよね!」と口にします。しかし一方で、インディーズ時代からのコアなファンたちから、「RADは変わったよね」「昔の方がよかったよね」という声も耳にします。

 

私の英語が上手くなったのはRADのおかげという話を以前しました。これからはPOPでROCKな英語講師としてRADの曲をたくさん紹介していきたいと思っているんですが、今日はYoshiとRADとの出会いについて、そして昔と今でRADWIMPSがどう変わったのかについて語りたいと思います!!!

 

 

私がRADの曲を初めて聞いたのは小学校低学年の頃でした。兄が聴いていたのを何となくいつも隣でいいなあと思っていました。洋次郎独特のどこか女々しく切ない声と印象的な歌詞、そして他のバンドとは何か違う音楽に惹かれていました。そして2006年に4枚目(メジャー2枚目)となるアルバム『RADWIMPS4 ~おかずのごはん~』がリリースされました。

 

そして私は衝撃を受けました。。。。

 

「いいんですか」や「有心論」を聞いた時、恋や愛の気持についてこんな言葉で描写できる人がいるんだ!と感動したのを覚えています。そして洋次郎の恋愛の描写の仕方は、自分がその頃抱いていた感情にどこかリンクしている気がしました。ちなみにこの『おかずのごはん』というアルバムは、現存するすべてのアルバムの中でMy Favoriteです!入ってる曲が一つ残らず名曲です!まだ聞いたことがないという方はぜひ聞いてみてください!

 

この『おかずのごはん』のリリースをきっかけに私は完全にRADにはまり、1~3枚目のアルバムも聞き始めました。そしたらもう、、、一曲残らず全部よかったんです!

 

アルバム一枚目『RADWIMPS』、二枚目『RADWIMPS2 ~発展途上~』、三枚目『RADWIMPS3 ~無人島に持って行き忘れた一枚~』、そしてその間に発売されたシングルとそのカップリングまで全部、、、本当に全部よかったんです!

 

それから私は正式に自分のことをWimperと呼ぶようになり、RADの曲を研究していくようになりました。

 

では、RADの何がそんなに私を惹き付けたのでしょうか?

私が思うRADのすごいところ、特徴をまとめました!

 

 

①枠にとらわれない曲の構成

JPOPでよくある曲の構成は、1番→サビ→2番→サビ→3番→大サビという流れです。しかし、RADの曲はこの王道から外れた曲がたくさんあります。なので一曲一曲がまったく異なる音楽作品として独立していて、パターンに飽きることがありません!

 

②滑舌

洋次郎の曲は良い悪いの前にどれも歌うのが難しいんです。その一つの理由は曲の速さと歌詞の多さにあります。部分的に非常に早口になったり、ものすごい量の言葉を短時間で言わないといけなかったりするので、なかなか歌いこなすのが難しいんです。そして昔の洋次郎は、自分が表現したい思いを素直に曲にしていていて、「この曲が大ヒットして、日本中の人に歌われて、自分が有名になりますように!」といった気持ちはなかったと思います。だからある意味で、洋次郎にしか歌えない曲=歌い手(聞き手)のことを考えていない曲=一般人には歌えない曲がたくさん存在するんです!「なんちって」「揶揄」「へっくしゅん」「セツナレンサ」あたりを聞いて歌ってみてください。私の言っていることが分かるはず!

 

③英語の質

RADの曲には英語曲がたくさんあるわけなんですが、すごいのはその英語の質です。JPOPのアーティストで英語を歌ったり、日本語の中にちょこっと英語を挟んでみたりしている人達はたくさんいます。ジャニーズなんかもそうですよね。あれは単に曲をおしゃれにするためにやっていて、そのフレーズを英語で言う必然性はありません。でも洋次郎の曲に出てくる英語の表現は、ネイティブが実際に使っているような実用的な表現が多いです。そして日本語で置き換えるのが難しいんです。英語にしかない特有の表現なので、英語で言う必然性があるんです。あとは単純に英語の方が情報量を多く詰め込めるので、そこをうまく活用しています。発音も非常に綺麗です。

また洋次郎の滑舌の良さ+英語力が合わさって、日本人には到底歌いこなせないような英語曲がたくさんあるんです!「4645」「グーの音」「バグパイプ」、究極は「PAPARAZZI」の英語版あたりチェックしてみてください!

 

④鋭い人生観と生死感

宗教に関心の薄い日本人は、他国に比べて生や死、人間とは何か、人生とは何かという問いに対してあまり考えないところがあります。今でこそ戦争や災害や人類の滅亡に関する芸術作品、音楽、映画などは増えてきましたが、洋次郎は何十年も前からそういったことに関して敏感に感じ取り、それを音楽として表現してきました。私はクリスチャンで、幼い頃から生や死、人はなぜ生きるのかという問いについて思いを巡らせてきました。だからこそ洋二郎が表現しようとしていたことが理解することができました。『君の名は』のテーマソング「前前前世」もがっつり宗教的思想が入っています。「狭心症」がリリースされた時には物議を醸しましたが、10年前の段階であそこまで世界の情勢をROCKで表現できる人は日本にいなかったと思います。

 

 

とまあ個人的な見解を書かせてもらったわけなんですが、『おかずのごはん』以前からのコアのファンなら共感しえてもらえるんではないでしょうか? この中でも特に滑舌や英語の質こそが、私が英語学習にRADWIMPSを選んだ理由になります。

 

 

ではそんなRADは昔と今でどう変わったのでしょうか?

次回はRADWIMPSの変化についてまとめます!

→ RADWIMPSは昔と今で何が違うのか!?【Yoshiが語るRADWIMPS②】Turtle English By Yoshi

 

 

I'll see you in the next article! Check it out!