Turtle English by Yoshi

POPとROCKで英語を楽しむバイリンガル英語講師!

【ネイティブ習得と日本語習得の違い!】Turtle English By Yoshi

red apple fruit on four pyle booksHi everyone!

 

It's time for Turtle english!!!

 

今回は、英語習得の種類について紹介します!

よく帰国子女や海外経験者で、日本に帰ってきた時にはペラペラになってるという人がいます。海外で英語を学のと、日本にいながら自分で英語を勉強するのとではどのような違いがあるのでしょうか?

 

今日は言語習得の二つの方法について解説していきます!!!

 

⑴ネイティブ習得

一つ目は、その国に行って(もしくはその国と同じような環境に身を置いて)、ネイティブスピーカーたちと過ごす中で自然と学んでいく方法。帰国子女や語学留学などが該当します。この場合は、その国での生活を通してネイティブの言語感覚で言語を習得します。

 

例えば店で買い物をして、お釣りを受け取る時に、

 

「Here's your change!」

 

と言われて、「あっ、changeってお釣りって意味なんだ!」と学習していきます。その学習のプロセスに日本語が介入しないのが特徴です。

 

 

●メリット

その国にしかない言語感覚や表現が身につく!

英語に「suck」という言葉があります。よく使われる言葉なのですが、日本語での直訳は「吸う」という意味です。しかし実際ネイティブは違う意味で使ったりもしています。

※詳しくはネイティブが使うsuckとは!?RADWIMPS「PAPARAZZI」から学ぶ英語【ROCK英語④】をご覧ください。

 

アメリカに住んでいたころ、友人たちとよくバスケットをしていました。私は本場アメリカの経験者たちの中一人素人日本人として参戦していました。もちろん素人ですのでよくフリースローを外すことがありました。

 

その時友人たちに、「You suck!!!」とよく言われていました。私は、「あなた吸う」ってどういう意味だろうとずっと思っていました。

また別の場面、運転しているときでした。フリーウェイが苦手だった私は、車線変更がなかなかできずにモタモタしていました。すると友人が、「You suck at driving!」と言ってきました。

 

この時初めて、「suck」というのは、何かが「下手、苦手」なときに使うんだ!と理解しました。このように、状況や経験を通してその言葉の語幹や言語感覚を身に付けられるのが、ネイティブ習得のメリットです。

 

 

●デメリット

感覚頼りになる!

もちろん勉強という形で体系的に行うことができないので、明確な答えがすぐに返ってきません。私のケースでも、実際に「suck」という言葉を耳にするシチュエーションに何度か遭遇する必要がありました。それを自分なりに理解して、自分で使ってみて意味が通じたときに初めて知識として脳に納められます。

したがって感覚的なものが多くなります。誰かに説明してと言われても、「ん~。なんとなくこういう感じかな?そういうもんなんだよ!」という説明しかできないことが多々あります。(笑)

また、間違った認識をしてしまうこともあります。わたしはこの「suck」を形容詞だと勘違いしていて、よく「You are suck!」と言ってしまい、皆に笑われたことが何度かあります。したがって、ネイティブ習得は、言語センスの高い人に向いている習得法だといえます。

 

 

⑵日本語習得

二つ目は、英語を日本語で勉強する方法です。多くの日本人は(私もそうでしたが)、日本にいながら自分で英語を勉強しなくてはならないという状況にあります。その場合は、ネイティブ習得のように、実際にネイティブの文化や経験を通して学ぶことができません。一つ一つの英語を日本語に直して理解していく必要があります。

 

例えば英語を学び出したビギナーが、「What do you like to do on the weekend?」と聞かれて、瞬時に英語で答えるのは難しいでしょう。次のプロセスが必要です。

 

①質問を日本語に訳す→「あなたは週末に何をするのが好きですか?」

②答えを日本語で考える→「私はサッカーをするのが好きです。」

③答えの日本語を英語に訳す→「I like to play soccer on the weekend.」

④正しい発音で言う

 

このプロセスの処理スピードを上げること、これが日本語習得の基本だといえます!

 

 

●メリット

日本語で一つ一つ理解しながら学んでいけるので、知識を整理しやすい!

自分の学んだ事をきちんと言葉で説明することができます。ネイティブ習得のように、何となく感覚ではなく、論理的な根拠や知識に基づいて英語を身に付けることができます。

 

●デメリット

学べる英語の範囲が限られる。

学校で学んだ英語は使えない!とよく言われますが、他国の言語を自国で学ぶには限界があります。その国特有の言い回しやスラングなどはなかなか身につきません。「You suck!」など学校では絶対に出てきません。

発音が身につきにくい。

絶対的にネイティブの英語を聞く機会が少ないので、発音を自分で矯正するのは至難の業です。

 

だからこそ歌が効果的なのです!!!

※詳しくは【英会話習得のチート①音楽 他では学べない秘密の方法】Turtle English By Yoshiをご覧ください!

 

 

このように、海外で英語を学のと、日本で学ぶのとでは大きな違いがあります。人それぞれ状況は異なると思いますが、自分に合う習得方法を見つけてみてください!