RADWIMPS「雨音子」から学ぶ英語!【ROCK英会話⑤】
今回はRADWIMPSの5枚目のアルバム『アルトコロニーの定理』に収録されている「雨音子」から英語フレーズを学んでいきます。歌詞は全部英語で、当時アルバムがリリースされた時、この曲いいねっという人はいたものの、何を歌っているのかを理解していた人は少なかったように思います。
この曲、、、意味が分かれば泣けるほどの名曲です!!!!
「雨音子」は「あめおとこ」と読み、男の片思い、未練が書かれているのがこの曲です。彼は雨の日に彼女を迎えに行き、彼女の傘になることが仕事でした。彼女は自分のことなんて眼中になくて、他の男と遊びまわっています。この日も雨でいつものように彼女を迎えに行きます。彼女のいるヒルトンホテルについた時にはもう雨は上がっており、雨音子は不要になってしまいます。彼女は友達と出かけると言っています。この状況で雨音子が言うのが次のフレーズです。
She answers me on entry phone
(彼女はインターホンで僕に答える)
My duty has been canceled off
(僕の日課はキャンセルされた)
She said she's going out with friends
(彼女は友達と出かけると言った)
Now, there's nothing that I can say
(今僕には何も言うことができない)
Because I'm in charge of rainy days
(なぜなら僕は雨の日担当だから)
「I'm in charge of rainy days」というフレーズを解説します!
「be in charge of ~」=「~に責任がある、~担当である」という意味です。組織や集団において自分が担当していることや責任があることに対して使います。この場合は、「I'm in charge of rainy days」なので、自分は雨の日が担当である→今はもう雨が降っていないので自分の担当ではない→何も言えないということになります。
責任の範囲は大小関係なく、その状況や集団における自分の担当を表します。今の自分の立場で必ずなにかin chargeのことがあるはずです。
I'm in charge of finance for this company.
→私はこの会社の財政を担当している
My daughter is in charge of washing the dishes in my family.
→私の娘は家族の中で皿洗いを担当している。
特に特定の担当がなくても、場の責任者という意味でも使えます。
「Who is in charge?」
→責任者は誰ですか?
「He is on the phone now!」
→彼は今電話中です!
責任があるという意味で「be responsible for ~」という言い方もできます。一緒に覚えておきましょう!
ちなみに余談ですが、この「雨音子」にはもう一つ私の大好きなフレーズが出てきます。せっかくなので紹介しておきます!彼女との関係がもう終わっていて、自分と彼女を繋ぎとめている最後の綱である日課さえなくなってしまおうとしている状況で彼はこう言います。
Lasting dream won't last
(永続する夢は続かない)
I guess this saying's coming true
(多分このことわざは真実になりつつある)
「Lasting dream won't last」.....なんておしゃれなフレーズなんでしょう!「Lasting」=「永続する、長持ちする」という意味ですので、「永続する夢は続かない」=「夢はどんなに長くても終わりが来る」=「覚めない夢はない」=「覚めるから夢と呼ぶんでしょう」......あれ、このフレーズどこかで聞いたことありませんか?そうです!「ふたりごと」に出てくる歌詞です!洋二郎はこの夢は覚める系の言い回しがけっこう好きでよく使ってます。英語でもこんなところに隠れていたんです!
「雨音子」には他にもたくさんのフレーズが出てきますので、ぜひ歌詞を見ながら聞いてみてください!